妹はマンガが好き

【啓輔】「僕はいいけどお前はどうなんだってこと」

【理帆】「私？　私がなぁに？」

【啓輔】「今が大事な時期だろう？　こんなところで油売っていていいのか？」

【理帆】「受験生にも息抜きくらい必要なんだって。だってお兄ちゃんが帰ってくるまでずーっと勉強してたんだよ？　図書館で」

【啓輔】「へぇ？　偉いな」

【理帆】「えへ、でしょう。だから、もうちょっとくらいマンガ読んでいても……」

久しぶりに一緒に

【理帆】「う～ん……こっちはちゃんと良い匂いがする♪」

【啓輔】「良い匂い？　そうかな……」

理帆が入ってきたとき、普段ウチではしない匂いがした。

それは、理帆が持ってきたシャンプーやリンスの香りだろうけど。

【理帆】「こうすると、小さい頃のこと思い出しちゃう……」

見たくないの？

【理帆】「ちょ、ちょー？　お兄ちゃん？」

【理帆】「今は、床の水滴なんか放っておいてさ？」

【啓輔】「それ、髪からぽたぽたしずくを垂らしている張本人が言うことじゃないぞ」

【理帆】「だ、だって……、すること……というか、したいこと、あるんじゃない？」

【啓輔】「したいこと？　どういうことだ？」

【理帆】「ど、どういうことって言われると、あれだけど……」

【理帆】「つ、つまり……見たい……でしょ？」

絶景（？）

【理帆】「クスクス……なんでまずいの……？　まずくないよね……？　オチ×チンは、勃起してこそオチ×チンだし……」

【啓輔】「それはちょっとした新説だな……」

【啓輔】「いや、今日平日だしさ」

【理帆】「平日は、エッチできないの……？」

【啓輔】「時間さえあればね……」

【理帆】「でも今日はちょっと早めに帰ってきたよね……？」

【啓輔】「まぁそれもそうか」

初めてのＨ

【理帆】「私も好きだよぉ……お兄ちゃんが大好き……はぁっ……」

気持ちの昂ぶりを反映するのか、湿った肌が少し熱くなったようだった。

【理帆】「こんな素敵なことって、ないよね……？　兄妹が、生理的にも惹かれ合うなんて……はあはぁ……」

【啓輔】「ああ……」

そんな兄妹に、眉をひそめる向きも世間にはあるだろう。

でも僕は、そして理帆も、世間のことなんか気にしていなかった。

自分の中に、はっきりとした気持ちがある以上、理帆を愛したいし、理帆からも愛されたいと思う……。

【啓輔】「ちゅ……」

【理帆】「んちゅ……ちゅむ……はぁっ……ちゅ……んん……」

兄妹だから…

【理帆】「感じるよ……。お腹の奥のところに、お兄ちゃんが当たっているの、分かる……はぁっ……」

【理帆】「嬉しい……はぁっ……こんな嬉しいなんて……っ……」

目尻から透明なしずくがこぼれていった。

【啓輔】「普段はそうでもないのに、こういうときは涙もろいんだな……理帆は」

【理帆】「フフッ……だって、本当に嬉しいんだもの……はぁっ……」

理帆は愛おしげに、僕自身が収まったお腹を撫でた。

【理帆】「キスしたときも、好きって言ってもらえたときも。私、本当に嬉しくて……」

【理帆】「それって、私が感動しやすいからっていうんじゃ、ないと思うんだよね……」

【理帆】「だって、兄妹だもの」

ちょっと大胆に…

【理帆】「あっはああーっ……はぁあっ……んんんっ……はぁああーっ……」

理帆の体の、一番深いところを目指して、どくんどくんと精液が溢れていく……。

【理帆】「はぁあっ……あったかい……んんんふっ……はぁああーっ……」

理帆のほうも、僕の精を受け止めようと、腰をぐっと落としていた。

毎回のような気もするけれど、本当に最高の射精だ……。

理帆はこんな女の子

【理帆】「子供のときとだいぶ違うでしょ？」

【理帆】「おいひー♥　お兄ちゃんと一緒だと何でも美味しいよ」

【理帆】「ん～…勉強めんどい　受験に落ちたらお兄ちゃんに養ってもらおうかな」